2024/05/01

最近の成功活用例

その手があったか!

がましんをビジネスに活用すると、具体的にどんなメリットがあるのか。最近の例をいくつか紹介させてください。ストレートな直球もあれば、とんでもない変化球もあります。いずれも具体的な名前等は伏せますが、本当にあったお話です。

 

【実例】高くて売れない商品をもっと高く売る

夏の風物詩である花火。その入れ物にきれいな縮緬を貼り付けて、調度品にしていた方がいらっしゃいました。一つひとつが手作り。それだけに高額で、そんなに数は出ません。
「なんとか、もう少し売れないか」こういう相談は、すぐに答が出るわけではありません。相談を受けた担当者がとある洋菓子屋さんに行ったとき「あれにケーキを入れたら売れるかも」と思いつきました。
それを洋菓子屋さんに話したら「何てバカなことを」と一蹴されましたが、そこであきらめては試合終了です。「では焼き菓子ではどうか」と提案したところ、それなら行けそうということで商品化。オーダーメイドの贈答品として、単体で売っているときよりも高い価格で、もっとたくさん売れるようになりました。

 

【実例】廃業するのはまだ早い!

とある腕っこきの大工さん。それなりのお年ではありますが、まだまだ働ける腕も頭もお持ちです。でも以前からお付き合いのあった協力業者さんが、続々とリタイア。ご本人も「そろそろ辞め時か」なんておっしゃってました。
しかしそれではもったいない。調べてみると、若い人の中にも興味を持つほどの仕事らしい。ということで、リタイアされた協力業者さんに代わる会社を探しました。
いくらか元気になっていただけましたが「経営も面倒」と言われるので、そのままのスタイルで仕事が続けられることを条件にM&Aも成立。ご自身の腕と知識を若手に伝えながら、元気に楽しく、そして気軽にお仕事を続けていただいています。

 

【実例】クラファンも使ってシリーズ化

蒲郡が面する三河湾が「深海」なのはご存知でしょうか。そこで取れる魚は深海魚。そしてこの深海魚を使ったおせんべいを商品としてシリーズ化したお客様がいらっしゃいます。
「新しい突破口を開きたい」というご相談に対する、がましん担当者の何気ないひと言からスタート。しかしながら深海魚のせんべい化というのは、なかなか難しいテーマのようでした。でもそれが職人魂に火をつけたのか、しばらくして「試作品ができた」とのお声がけ。
その後、クラウドファンディングや助成金なども活用して、次々に深海魚をテーマにした新作を開発。今ではプレミアムなギフトセットとして好評をいただいているようです。お客様が慣れないクラファンや助成金については、がましんが全面協力させていただきました。

 

【実例】エリアごと買われたらどうですか?

そもそもは「人手が足りない」というご相談。こちらは公共事業に関わるお仕事をされているお客様でした。「人手」と聞けば、つい「求人」と思うところを、もう一歩踏み込んで質問すると、どうも違う印象です。
あれこれ伺って提案したのは、隣接する市の同業他社のM&Aでした。たまたま、売りに出そうな会社があるという情報を、市場に出る前に掴んでいたのです。こういう情報を持っているのが、がましんの強み。
公共事業は、その土地の業者でなければ受けられません。会社をまるごと買うことで、新しい市場も必要な人員も手に入ったという、一石二鳥のお話です。

 

【実例】売り手よし買い手よし金庫よし

ある工務店さんのお話。ここは素晴らしい腕前を持っていて、さる有名な住宅メーカーの下請けとしても活動していらっしゃいました。そんなとき、そのメーカーさんの家に憧れているというお客様からご相談が。気持ちはあっても予算が合いません。
では、こちらの工務店さんはいかがでしょうと。出来上がりに遜色はありません。それでいて値段はリーズナブル。もちろん、ここで建てられました。私たちも住宅ローンの契約をいただけて大助かり。良い腕をお借りしたというわけです。

 

【実例】初めての商品開発で販路まで

下受けとしての歴史は長く、それなりに売上はあった水産業者さん。でも「大手に言われて値段も決められない」「もっと誇りを持って仕事をしたい」というのが長年の悩み。伴走支援で伺っていた、がましんスタッフが目にとめたのは「イカのゲソ」でした。
「これどうするんですか?」「捨てるんだよ」「商品にできないんですか?」というやりとりから、原材料を知り抜いたプロのこだわりで、市価ン倍もする高級品が誕生。コレが納得の旨さ! なんと信金中央金庫という信金の中核的組織の「カタログ」に掲載されてヒット商品に。がましんで売り場もゲットしちゃいました。

 

【実例】悪質M&A業者にご注意を!

これは残念ながら一歩遅かった話。ある業者から言葉巧みにM&Aを持ちかけられた社長さん。長年の負債から逃れたくて、つい契約してしまいました。契約金額はなんと1円。口ではうまいことを言いながら、契約書には負債のことは何も書かれていませんでした。
結局のところ、預金だけ持って行かれ、会社は倒産させられて、負債だけが売った方に残ったという、とんでもない話です。がましんは絶対にそんなことはいたしません。その代わり、言うべきことも言います。楽になりたい一心で間違った判断をしないよう、ぜひともがましんに相談してください。

 

【実例】買ってくれる人はここにいますよ

その人は、ペットの葬儀という新しい仕事を立ち上げたいと思いました。アイデアは良いのですが、問題は販路でした。いくら良い商品でも、売り方を間違えたら事業になりません。いろいろが足りないスタートアップだからこそ、選択と集中が大切です。
改めて、買ってくれる人達はどこにいるのか、どうしたら買う気になってくれるのか。その基本を話し合いながら、市場調査も並行して行いました。選んだのはペットショップ。「飼うなら最後まで面倒見ましょう」と訴えることに。ご本人の努力もあって、見事なスタートを切ることができました。

 

【実例】こんなにイイとこあったじゃん!

経営破綻しかけていた建設業の会社。売上は落ちて決算も赤字が続いています。もうダメだというところで、相談をいただきました。あらためて決算書を細かく見てみると、確かに本業は赤字ですが、黒字が出ている部門もあります。それは、自社で建てたアパートによる賃貸業でした。
そこで思い切って業種転換を提案し、支援することに。最終的には、しっかり黒字の出せる不動産賃貸業として再整備をしました。企業は一つの視点で見るだけでは足りません。ときには外部の視点が役に立ちます。がましんの基本は企業を存続させること。そのために知恵を絞っています。

 

【実例】同じ仕事でも名前を変えたら集まった

ユニークなアイデアで業績を伸ばしてきた会社。人材募集も順調だったのですが、徐々に陰りが見えてきました。調べてみると、同業の大手が自分たちの求人市場に乗り込んできて、より高い条件で人を集めてしまいます。中小企業には苦しい展開……。さてどうするか。
しっかり仕事を見てみると、確かにユニーク。そこで、そのユニークさを織り込んだ「募集職種の名称」を考えてみました。これを使ってアピールするのと同時に、中小だから提供できる働く人のメリットも明確に。もちろん厳しさも正直に伝えました。結果としては、本当に必要な人がやってきて定着率も高まりました。

 

【実例】GNBCで人と組織を育てる学び

相談の発端は「人がほしい」でした。じっくりお話を聞いていくと、なんとなくもったいない気が。人数もそれなりにいるし、育てる余地がたくさんありそうなのです。そこで「集める前に育ててみませんか」と提案。また、新人にも学んでいたくために、GNBC(がましんニュービジネスクラブ)への参加もおすすめしました。
そこから先は、実戦と学びのハイブリッド。経営に資格試験はありません。学んでみて、初めて気づく大切な基本もありました。結果として、社員だけでなく社長さんも人材として成長され、みんなで相談しながら仕事の効率化が進むことに。組織全体の質が上がったことで、求人もしやすくなりました。

 

【実例】デジタル化の前にまず仕組み!

その会社は、どちらかというとITに強いイメージがありました。実際に、あれやこれやと新しいDX系のアイテムを導入するのですが、思ったように効果が出ません。一歩踏み込んで調べてみると、とにかくできるからやってみよう的な取り組みがほとんどでした。
そこで、一歩立ち止まって「リアルな仕事の仕組み作り」をご提案。新しい仕組みができたところで、繰り返し行う部分のDX化に取り組んでいただきました。いきなり導入するよりも始めるまでの時間がかかりましたが、その後は順調に成果を上げています。

 

【実例】三河がダメでも名古屋があるさ

あるとき、東三河でものすごく旨味のある物件が出てきました。収益が出続けること間違いなし。でもいささか規模が大きいため、購入資金も莫大です。まずは近くで探してみましたが、なかなか買い手が見つかりません。そんなときこそ、がましんネットワークが活躍します。
いわゆる富裕層の数は、三河に比べると名古屋はン十倍。実際にこのときも話を持っていったら、すぐに決まってしまいました。地による差益を活かすのは、商いの基本。不動産に限った話ではありません。また、がましんは他の信金とも全国でつながっています。しかも信金なので情報が具体的です。

 

【実例】工場移転の敷地をいち早く取得

三年後に工場を移転したいという相談をいただきました。できればアクセスの良い調整区域をご希望。いわゆる白地の農地を探せば、坪単価は驚くほど下がります。目指す地域の区画整理組合など、管轄している組織の情報も把握して、細かく具体的に条件を詰めていきます。
こうした仕事では、その土地毎にキーマンがいます。家屋調査士だったり、行政書士だったり。がましんの情報の解像度の高さは、こうしたときにも役立ちます。関係者全員が納得できる形で条件をクリア。見事にご希望に添った土地を手に入れていただきました。成功率100%とは言いませんが、相談してみる価値はありますよ!

 

【実例】いつも通りが思わぬ価値に

湖西と言えば、浜名湖。名産品の一つにアサリがあります。この地方では、アサリの砂出しをするのはあたりまえ。スーパーに出している、いつもの商品も、いつも通り砂出ししていました。そんな中で、事業を伸ばしたいとのご相談。今回は外部の専門機関と連携しました。といっても無料で相談に乗ってくれるところです。
彼等が提案してくれたのは、関東市場への進出でした。「いきなり東京で?」と、お客様はびっくり。でも向こうでは砂出ししていないアサリが主流で、砂出ししてあるお手軽さは大きな武器に。しっかりとした流通の流れもできて、お客様も大喜びでした。

 

【実例】きっかけは融資でも……

創業して数年という、まだ若い経営者さん。初めてあらたまった融資を受けたいとの申し入れで、いささか緊張気味のご様子。それなりに試算表など準備したうえで、長期でのまとまった借入を希望されていました。
これに対して融資担当が提案したのは「半分は短期で、もう半分は長期で」という、いささか厳しめの組み合わせ。最初は驚かれた様子でしたが、いただいた試算表を元に説明をすると「確かにその方が、ウチの仕事の流れにマッチしてますね」とご納得の様子。
その上で「御社なら販路が広げられるかも」ということで、本部の支援窓口も紹介。半分を短期にした分、少し苦しいところもあったのですが、それをバネに販路拡大に挑戦。見事に実現し、ピンチをチャンスに変えられ「いろいろ勉強になりました」と喜んでいただけました。

 

がましんの「つなぐ」チカラで広がるビジネス

いかがでしたか? 少しはイメージできたでしょうか。いずれも私たちがやったのは「つなぐ」ということです。その先で、実際に仕事をモノにされたのは、それぞれの企業の皆様です。
人と人、人と事をつなぐ際に、私たちが心がけるのは、いわゆるお人柄です。人には相性があります。気持ちよく取り組んでいただく上で、これはとても大切なポイント。
これもまた、お客様一人ひとりに寄り添える、がましんならではの強み。漠然とした妄想よりも、現実の確かな成果を積み上げていただきたい。そんな思いで取り組んでいます。

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